カンボジア現地プロジェクト

プロジェクト概要

CSEC Awareness Raising Project 2010-2011

 

2010年11月1日から行った、バンテイメンチェイ州ポイペトでのプロジェクトが2011年10月31日に終了しました。

パートナー団体であるChildren’s Committee(以下CC)による報告と、2012年3月に現地出張の結果を踏まえて、報告します。

なお、今プロジェクトでは、啓発雑誌「かぼちゃ」の1号の売上を活用させていただきました。ご協力ありがとうございました。

 

プロジェクト名:CSEC Awareness Raising Project

実施期間:2010年11月1日 から 2011年10月31日

対象地域:バンテイメンチェイ州ポイペト市

 

 

プロジェクト内容

 

ポイペトの小学校20校において結成されたCPG(Children Peer Group)に対して、子どもの権利や児童買春について知識の提供を行い、知識を得たCPGが彼らの友達やコミュニティの大人に対して啓発を行いました。

子どもたち自身が、彼らの権利の実現を通じて児童買春を防ぐことを目指したのがこのプロジェクトです。

CPGへの知識の提供

CPGに彼ら自身が持っている子どもの権利について、そして子どもの権利を侵す児童買春とはどのような問題なのか、児童買春から身を守る方法などを伝えました。

CPGミーティングの開催

CPGのミーティングを毎月1回行いました。子どもの権利が守られていない状態があったか、それに対してどのような行動を取ったのかを、CPGが互いに報告し合いました。

CPGによるコミュニティでの啓発

CPGは彼らのコミュニティにおいて村人への児童買春認知向上キャンペーンを行いました。親を含めた大人たちや同じ世代の子どもたちに対して、学んだ知識をもとに児童買春問題の啓発を行いました。

CPGの啓発イベントへの参加

他団体のイベントや世界児童労働反対デーイベントにCPGが参加しました。イベントへの参加を通じて、CPGの児童買春に関する知識が増えました。また、このような貴重な機会に参加することはCPGの自信にもつながりました。

◎他団体との交流

スカウト活動や交通安全活動に取り組む子どもたちとの交流を行いました。この交流によって、お互いの活動の情報交換を行い、協力関係を築くことが出来ました。

◎学校用具のサポート

児童買春の危険にさらされている4人の子どもに学校の道具(制服、かばん、本、ペン、鉛筆、けしごむ)を支援しました。また、教員とCPG4人の家庭・学習状況を把握し続けました。

 

成果

 ☆子どもの権利と児童買春を防ぐための知識が子どもたちの間で広まった!

CPGだけでなく、他の子どもたちも子どもの権利や児童買春を防ぐ方法を知ることが出来ました。

☆子どもたちの勉強に対する意欲が高まった!

CPGのメンバーの中には、プロジェクトに参加したことで勉強に対する意欲が高まり、現在中学校に通っている子や、大学まで進学したいと言っているメンバーも居ます。

☆CPGメンバーが大人に対して意見を言えるようになった!

CPGメンバーは子どもの権利が守られていない状態(例:大人の子どもに対して暴言を使う)を自ら見つけ出し、それを先生などの大人に発言できるようになりました。 

今後の課題

★CPGの伝える力が弱い

家族やコミュニティ内の大人に対しての啓発があまりなされていなかった。CPG以外の生徒から指摘がありました。

★親からの理解が得られにくい

親からの理解が得られる活動を続けるのが大変だった生徒や、親からの理解がないために放課後に行われる活動に参加出来なかった生徒が居ました。

★家庭における経済的状況の影響が大きい

CPGのメンバーだった生徒の7割がタイに出稼ぎに行ってしまっている状況でした。活動に参加していても、借金などの経済的理由により出稼ぎに行ってしまう子どもがいます。

★知識の理解度が低い

対象地が遠く、スタッフがプロジェクト現場に頻繁に足を運ぶことが出来なかったため、スタッフによるCPGの理解度の低さへのフォローが出来ませんでした。

CSEC Awareness Raising Project 2010‐2011
旧PJ報告書.pdf
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